チューリップ・ワイナリーのフラグシップ・ワイン

チューリップ・ワイナリーのブラック・チューリップ

ずっと取って置いたチューリップ・ワイナリーのブラック・チューリップ2019を、目黒にあるイスラエル料理と熟成肉の店『ISRAEL GRILL BAR Marcelo’s 目黒』に持ち込みましてね。オーナーのマルセロさんと楽しむ事にします。

マルセロさんが『エチケットは以前の物が好き。』と取り出しましたのはヴィンテージ2011年。下写真の左のワインで、確かにエチケットは微妙に違いますけれど、2011年のブラック・チューリップが出てくる方に驚かされます。

ヴィンテージ2011年と2019年

チューリップ・ワイナリーのフラグシップ・ワイン

ブラック・チューリップはワイナリーのフラグシップ・ワインで、ボルドースタイルの高級ブレンド赤ワインです。ヴィンテージ2019年の場合、上ガリラヤ及びジュディアンヒルズにある葡萄園にて収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドのブレンドです。

各々手摘みで収穫され、熟成具合に応じて細かく手で選別された後、個別に発酵処理が行なわれ、低温醸しやマロラクティック発酵処理を経て、最後に注意深く複数の樽が選択されてブレンド処理が行なわれた後、フレンチオーク樽で30ヶ月間熟成されています。
妥協のない最高品質の葡萄のみが厳選され、毎年限られた数しか造られず、質の高さ溢れバランスの良い綺麗な味わいが魅力のフルボディ辛口赤ワインなのです。

チューリップのフラグシップ・ワイン

バランスの良い深み溢れる味わいが魅力の高品質赤ワイン

ハーブや黒胡椒、ブラック・チェリーやプラムの甘やかな果実香にタバコの香りが重なります。
最初にガツンとくるスパイシーなアクセントに澄んだ果実味がバランス良く絡み合い、スパイシーさがすうっと退いた奥の方から優しくふくよかな飲み口が顔を出して、バランス良く溶け合った綺麗な酸味と果実実が質の高さを匂わせまがら、深みのある優しくふくよかな飲み口が心地よさを誘います。

抜栓後少し時間を置くのもおすすめでしょう

時間の経過と共に黒胡椒のスパイシーな味わいが徐々に後ろに退いて、心地よい酸味と果実実が溶け合う何とも魅力溢れる落ち着いた余韻が広がります。
ワインだけでも楽しめる纏まりの良い味わいですが、幅広い料理を包み込んでしまう包容力を見せ付けて、しっかりとした存在感を放っています。

バランスの良い味わいのブレンド赤ワイン

このワインの販売を始めたのは2016年のこと

当時、コストコがこのブラック・チューリップを販売していましてね(現在の様子は分かりません)。
オーナーのイツハキさんが来日した折に『コストコに販売されては、こちらはビジネスにならないよ。』と文句を言った事がありましたが、『あなたとコストコでは売り方が違うのだから問題ない。』と軽く一蹴されたものでした。
彼が続けて言うに、『このブラック・チューリップは、ニューヨークの高級レストランで評判の赤ワイン』と自慢をするばかりでしたね。

そんなわけで世界市場では高い評価のブラック・チューリップ

最新の情報は調べていませんが、ヴィンテージ2016年はディキャンター2021で、プサゴットのピークと並びイスラエルワイン最高の96ポイントを獲得した評価の高いワインなのです。
現在はバタバタと売り切れてしまった状態のままになっていますが、また皆様にお届したいワインの中の1本でもあります。

チューリップの他のワインは以下をご参照ください。
『チューリップ・ワイナリー( Tulip winery )』

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